北海道・札幌の政治

Ｊ１第３節は３０日、各地で９試合を行い、最下位の札幌は午後４時から、千葉県柏市の日立柏サッカー場で１１位の柏と対戦する。ヤマザキナビスコ・カップで１勝１分けの札幌は、余勢を駆ってリーグ戦初の勝ち点と白星を狙う。２９日は、札幌市西区の宮の沢白い恋人サッカー場で軽めの調整を行った。

　柏とは２０日のナビスコ・カップで対戦し、１－１で引き分けた。通算対戦成績は４勝５敗２分け。柏はセンターバックの近藤、ボランチの山根をけがで欠く見通し。三浦監督は「ナビスコ・カップで（柏のサッカーを）多少体感できた面はあるが、厳しい相手であることは変わりない」と話し、中山も「リーグ戦とナビスコ・カップは別の話」と気を引き締めた。

　札幌は藤田、ノナトがけがで欠場するが、２３日のナビスコ・カップ川崎戦から高木が復帰し、腰痛の曽田も今季初出場の予定で、ようやくベストメンバーが固まりつつある。先発は２トップにダビと中山、ＭＦは右に岡本、左に西、ダブルボランチに芳賀とクライトンが入り、ＤＦは左に西嶋、右に坪内、センターバックは曽田と柴田、ＧＫ高木の見込み。

スポーツ選手や芸能人らが昨年十二月に設立した政策提言グループ「地球環境イニシアティブ（ＧＥＩＮ）」が二十三日、東京都内で初めてのシンポジウムを開いた。地球温暖化を防ごうと、太陽光発電など再生可能エネルギーの普及に向けた市民レベルの取り組みを呼びかけた。

　パネル討論では、プロ野球ヤクルト前監督の古田敦也さんが「一人一人の小さな力を合わせることが重要」と強調。作詞家の湯川れい子さんは「国は本気で温暖化防止の対策を考えていない」、女優の竹下景子さんは「五感を研ぎ澄ませて環境を考えて」と、会場を埋めた約千二百人の聴衆に訴えた。

　ＧＥＩＮの発起人代表を務めたサッカー日本代表監督の岡田武史さんは「（このシンポを）再生可能エネルギー拡大へのキックオフにしたい」とメッセージを寄せた。

　ＧＥＩＮは、二〇五〇年の国内エネルギー消費量の半分を再生可能エネルギーでまかなうことなど、七つの政策提言を四月にも政府に提出する。北海道洞爺湖サミット前の六月二十二日には札幌でシンポジウムを開く。

北海道国際航空（エア・ドゥ、札幌）は十八日、旭川－羽田線の就航五周年と利用者百万人達成の記念キャンペーンを、四月から行うと発表した。四月二十五日に同路線に参入するスカイマーク（東京）へ対抗する狙いもあり、期間中、マイルのボーナスポイントサービスとレンタカーの特別料金プランを実施する。

　ボーナスポイントはインターネットを活用したウェブ会員が対象。四月二十五日から六月三十日までの期間中、通常のポイントに加え、同路線の搭乗者に一ポイントを一回限りサービスする。八ポイントで同社の無料搭乗券と交換できる。

　レンタカープランは四月一日から六月三十日まで（四月二十六日－五月六日は除く）実施。通常より三割安い二十四時間五千円からの料金で、ローレル（砂川）の「アロマセット」もプレゼントする。

　エア・ドゥは二〇〇三年七月、旭川－羽田線に参入し、利用者は四月中に百万人を突破する見通し

防衛施設庁帯広防衛施設支局（現在の防衛省帯広防衛支局）発注工事の入札をめぐる贈収賄事件で、札幌地検は十三日、収賄罪で、元同支局土木課課長補佐（現沖縄防衛局調達計画課課長補佐）の曽我部真容疑者（５５）＝沖縄県浦添市＝を、贈賄罪で、網走管内美幌町の「山中建設」社長山中保男容疑者（４３）を、それぞれ札幌地裁に起訴した。

　起訴状などによると、曽我部被告は、帯広防衛施設支局が二○○六年三月八日に行った陸上自衛隊遠軽駐屯地の機材保管庫の新設工事の指名競争入札で、予定価格を山中被告に漏らし、謝礼として現金計約二百万円を受け取った。

　これまでの調べで、曽我部被告は消費者金融などに約三千万円の借金があり、「行きつけの飲食店に通いつめ、金に困っていた」などと供述しているという。

日本ハムは７日、札幌ドームで練習を行った。守備練習では内野手と投手の連係を確かめたほか、フリー打撃で汗を流した。

　内野手と投手の連係では、前日のオープン戦でミスが出たバント処理などの際の動きを入念にチェック。開幕まで２週間を切った公式戦を見据え、梨田監督は「ミスをしたことに反省した実戦に近い練習が必要」と話した。

　８日は札幌ドームで、巨人とオープン戦を行う。日本ハムの先発はグリンの予定。練習試合、オープン戦で３本塁打を放ちながらも、ここ２試合連続無安打のルーキー中田はスタメンを外れる見込み。

　中田について、梨田監督は「結果はある程度、出しているが、疲れもあるだろう。（開幕１軍か２軍か）判断は難しいが、決断しなければいけない」と語った。今後は、オープン戦のほか、２軍の教育リーグにも出場して、調整する見通し。

バスケットボール男子の日本リーグ、レラカムイ北海道のファンとの交流イベント「ファン感謝デイ」が二日、月寒アルファコートドーム（札幌市豊平区）で行われ、約千人のファンが、あこがれの選手とミニバスケットボールやサイン会などで触れ合いのひとときを過ごした。

　参戦一年目のレギュラーシーズンを一日に最下位で終えたレラカムイ初の交流イベント。ミニバスケット大会でニュートン選手からパスを受けてシュートを決めた札幌市の小学四年石塚光君（１０）は「選手とプレーできて楽しかった。レラカムイの試合は迫力があって面白い。来季は優勝してほしい」と笑顔で話した。

　イベントの最後に、東野智弥ヘッドコーチが「一年目は残念な結果でしたが、来季はぜひプレーオフに行きたいと思います」と力強くあいさつすると、会場はファンの大きな拍手に包まれた。