防衛施設庁帯広防衛施設支局(現在の防衛省帯広防衛支局)発注工事の入札をめぐる贈収賄事件で、札幌地検は十三日、収賄罪で、元同支局土木課課長補佐(現沖縄防衛局調達計画課課長補佐)の曽我部真容疑者(55)=沖縄県浦添市=を、贈賄罪で、網走管内美幌町の「山中建設」社長山中保男容疑者(43)を、それぞれ札幌地裁に起訴した。
起訴状などによると、曽我部被告は、帯広防衛施設支局が二○○六年三月八日に行った陸上自衛隊遠軽駐屯地の機材保管庫の新設工事の指名競争入札で、予定価格を山中被告に漏らし、謝礼として現金計約二百万円を受け取った。
これまでの調べで、曽我部被告は消費者金融などに約三千万円の借金があり、「行きつけの飲食店に通いつめ、金に困っていた」などと供述しているという。
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