【苫小牧】苫小牧市立緑小(永瀬正樹校長)で、十月十九日の給食に出されたカレーのルーにまち針一本が混入していたことが、一日、分かった。配膳(はいぜん)前に発見され、児童らは無事だった。
針が入っていたのは六年生のカレーの食缶。針の一部がルーに漬かっているのを児童が見つけた。担任教諭は残りに異物が含まれていないのを確認し、児童に注意を促してから食べさせた。
同小では、一月にも同じ学年(当時五年生)で給食の牛乳パックから縫い針が見つかった。同小では二十四日、一月と同様に全校児童の保護者に異物混入を伝える文書を配布した。近く、保護者への説明会も予定している。
同小の給食は市の学校給食センターで作られているが、永瀬校長は「いずれも校内で混入された可能性が高い」として、児童に再発防止と仲間の大切さを訴えたという。児童たちが針を除いたカレーをそのまま食べたことに関しては、「他に異物がないことを慎重に確認し、安全と判断した」と説明している。
市教委では二回とも発見した日に報告を受けたが、「調理中や配送中に混入した可能性は低い」(山田真久教育長)として公表を見送っていた。
コメントの投稿