食品スーパーのカウボーイ(札幌)は二十一日、不採算になっている滝川店(滝川市北滝の川)を三十一日の営業をもって閉店する方針を明らかにした。昨年から証券会社主導で再建に取り組んでいる同社は、店舗の見直しを進めて経営立て直しを急ぐ。
閉鎖する滝川店は一九九四年の開店。売り場面積千四百平方メートルの食品を中心に販売するスーパーで、約三千八百平方メートルの売り場をもつ商業施設の核店舗。
当初年間売り上げ目標を約十億円としていたが、競合他社の出店などで約七億円に落ち込み赤字になっていた。閉店に伴いパート二十九人全員を解雇する。
同社の札幌を除く店舗は苫小牧、浦河、上磯、恵庭の四店。二○○七年九月期には五年ぶりの経常赤字に転落するなど経営環境の厳しさは増しており、今後は札幌を中心に店舗改装を進める。
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