札幌市長選で再選を果たした上田文雄市長が11日、初登庁し、市政運営に復帰した。2期目の任期は、6月8日からの4年間。
上田市長は午前9時過ぎ、庁舎ロビーで約120人の職員らに拍手で迎えられた。女性職員から花束をもらうと、市選管で受け取ったばかりの当選証書を掲げて「ありがとう」と、満面の笑みを広げた。
半月ぶりに執務室に戻り、報道陣から感想を聞かれると、「(選挙戦で)4年間を評価されたものと思っている。1期目も2か月残っており、最初から全力疾走で頑張る」と、決意をみなぎらせた。
上田市長はこのあと、職員にあいさつ。「53万票という支持に、主人公は市民なんだということを改めて認識した。説明責任を果たしていこう」と、理解を求めた。
記者会見では、選挙戦で生じた経済界などとの摩擦について、「選挙は、ルールの中でそれぞれの主張をする制度であり、終わったあとに感情やしこりを残すのは制度に反する。選任された以上は、公平で全体の意見を聞きながら(市政を)進めていきたい」と述べた。また、選挙で掲げたマニフェストについて、「進ちょく状況を毎年、公表したい」と語った。
(読売新聞北海道版引用)
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