外務省と警察庁は十二日から、二○○八年の主要国首脳会議(サミット)の開催地に決まった胆振管内洞爺湖町などに職員を派遣し、各国報道機関の活動拠点となるプレスセンターの設置場所などに関する現地調査に着手する。政府関係者の現地入りは、安倍晋三首相の開催地決定後は初めてで、主会場となる洞爺湖町のホテルの設備や、警備上の課題も調べる。
現地を訪れるのは、外務省と警察庁の担当職員十数人。約三千人ともされる報道陣を収容するプレスセンターの選定作業を中心に行う予定で、四日間にわたって、候補地とされる洞爺湖町、後志管内留寿都村、札幌市などを調査。可能性のある施設の規模や通信事情などを、地域ごとに分析する。
主会場となる洞爺湖町の「ザ・ウィンザーホテル洞爺」も視察し、各国首脳の会談場所にどこが適当なのかなどを調べる。
さらに各国首脳と側近や閣僚が宿泊する部屋についても、警備上の観点などから調査する。
安倍首相も十八日夜にウィンザーホテルに宿泊し、十九日午前にホテルや洞爺湖周辺を視察する予定で、来年のサミット開催に向けた作業が本格化する。
(北海道新聞引用)
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