道議会民主党・道民連合は十一日、同会派から出すことが決まっている道議会副議長候補に鰹谷忠氏(網走市)を選出した。同日、会派内で調整を繰り返したが結論が出ず、旧社会党時代も含めて初めて投票で決着する運びとなった。この結果、立候補した鰹谷氏と平出陽子氏(函館市)がともに二十票を獲得、抽選の末、鰹谷氏が副議長候補に決まった。
副議長候補のほか、会派役員選考をめぐっても、鰹谷氏が率いるグループと“反・鰹谷”の勢力が鋭く対立。両派が多数派工作を繰り広げる一方、話し合いによる決着も模索したが、十一日午後の投票期限までに折り合いがつかなかったため、投票にもつれこんだ揚げ句に抽選という異例の事態となった。
同時に行われた会派役員選びも投票が行われ、副会長と正副幹事長について得票同数、抽選となった。この結果、副会長に沢岡信広氏(北広島市)と林大記氏(札幌市南区)、佐々木恵美子氏(十勝管内)、幹事長に池本柳次氏(十勝管内)が決まった。
このほか、政審会長に木村峰行氏(旭川市)が決まり、民主党北海道幹事長には佐野法充氏(札幌市豊平区)を推薦することを決めた。会派会長は既に伊藤政信氏(札幌市厚別区)が決定している。
自民党・道民会議の議長候補選びも対象となる当選五回以上の議員の間で調整がつかず、結論を十四日に持ち越した。
有力候補として釣部勲氏(空知管内)、清水誠一氏(帯広市)、川尻秀之氏(函館市)、石井孝一氏(網走管内)が浮上しており、十四日午後までに調整がつかない場合は、同日中に会派内で立候補を受け付けた上で投票により議長候補を選出し、副議長候補とともに本会議で決定する予定だ。
(北海道新聞引用)
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