第十九回国連軍縮会議in札幌(国連軍縮室など主催)が二十七日、札幌市白石区の札幌コンベンションセンターで開幕した。核兵器などの廃絶に向け、オブザーバーを含む十八カ国、六十八人の政府代表や大学教授、非政府組織(NGO)関係者らが三日間の日程で話し合う。
毎年日本で開かれており、札幌では一九九七年、二○○四年に続いて三回目。開会式では、セルジオ・ドアルテ国連軍縮室上級代表が「核兵器と大量破壊兵器の廃絶は世界中の人々から求められている」と開会宣言した。また、秋葉忠利広島市長が「広島、長崎の被爆体験を忘れてはならない。核兵器の唯一の役割は全廃されることだ」と強く軍縮を求めた。
続いて会議に入り、まず「化学兵器禁止条約発効十周年と化学兵器によるテロリズム」を議題に討議した。同会議は声明など正式文書は採択しないが、同会議の提案で、通常兵器移転に関する「国連軍備登録制度」などが生まれている。
(北海道新聞 引用)
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