政府は三日、来年七月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)のプレスセンターとなる国際メディアセンター(IMC)を、後志管内留寿都村のルスツリゾートに設置することを正式に決定。施設や関連インフラ整備のため、本年度予算の予備費から百十四億八千万円を支出することを決めた。四日の閣議で正式決定する。
積雪期前の着工が必要と判断し、予備費を充てることにした。着工時期などは未定だが、政府は「調達ルールにのっとり、できるだけ早く入札し、着工にこぎつけたい」(外務省関係者)としている。
予備費の内訳は、IMC建設費と、ルスツリゾートに収容し切れない報道関係者向け宿泊施設を同リゾートとその周辺に建設する費用を、三十七億九千万円とした。
また、首脳会議の会場となる胆振管内洞爺湖町のザ・ウィンザーホテル洞爺とIMCを結ぶ、光ファイバーなど電気通信設備の設置費に七十二億一千万円、さらにIDカードなどセキュリティーシステム構築に四億八千万円を充てる。
IMCはサミット後に撤去する。光ファイバーなども「維持費が膨大で、地元に負担を強いることになる」(外務省)として撤去する方針だ。
(北海道新聞 引用)
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