ライバルは対戦相手だけではありません。5勝3敗で4位につけるレラカムイ北海道が10日から、月寒アルファコートドームで首位トヨタ自動車との2連戦を迎える。2連勝すれば首位浮上の可能性もある序盤戦のヤマ場だ。ところが2戦目の11日は、J2札幌のJ1昇格決定の可能性がある日。マスコミの注目は札幌に分があるが、首位に立つことで少しでも関心を引きつけるつもりだ。
東野監督の悩みは切実だった。それはマスコミの扱い。「(新聞の)東京版には結果しか載らない」。10日からは首位のかかったトヨタ自動車との天王山。プロ野球の日本ハムはシーズンが終了し、ようやく自分たちの番かと思いきや、今度はJ2札幌が待っていた。特に11日は札幌の運命の日とバッティング。おいしいところは持っていかれるかもしれないのだ。
マスコミの扱いはプロ1年目の北海道にとっては死活問題。それだけに、少しでも露出が増やすためには、2連勝でアピールするしかない。チームの柱、折茂武彦(37)は9日、同会場で行われた公開練習後「勝たなくては紙面に載らないことは計算に入れている。紙面に載るよう初戦から勝ちにいく」と勝敗によって注目度に違いがあることは織り込み済みだ。トヨタ自動車だけではなく、札幌にも負けられない
コメントの投稿