北海道漁業協同組合連合会や北海道などは4日、原油高で漁船の燃料や漁具の価格が上がり漁業経営を圧迫しているとして、ガソリン税の免除措置や漁船の省エネ機器を導入する際の補助を国などに要望することを決めた。5日に要請文を水産庁や北海道選出国会議員に提出する。
道漁連によると、漁船で主に使用する燃料のA重油の価格は2004年1月に1キロリットルあたり約4万2000円だったのに対し、今年12月現在で約8万2000円とほぼ2倍になった。道内の漁業関係者は約2万人いるが、04年度からの累計で約194億円の負担増があったという。
記者会見した道漁連の桜庭武弘代表理事会長は「燃料価格の急激な高騰で漁業経営は極めて厳しい状況。もはや自助努力の限界を超えており、死活問題になっている」と窮状を訴えた。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
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