北海道労働局は二十六日、三月卒業の高校生の就職内定状況(二月末現在)を発表した。製造業や建設業などを中心に、道外の求人が前年同期に比べ四割近く増え、求人倍率は同〇・一六ポイント増の一・五○倍となり、一九九八年以来九年ぶりに一・五倍台に回復した。内定率は77・1%で、同2・4ポイント上回った。
求人数は道内からが九千七百四十二人(前年同期比5・7%増)、道外が四千四百三十六人(前年同期比38・3%増)。
また、就職を希望する高校生は九千四百三十九人で、このうち内定を得たのは七千二百七十八人。勤務地別では道内が前年同期比2・5%増の六千三百八十五人、道外は同26・5%増の八百九十三人だった。
産業別の内定者は、製造業が最も多く千八百三十六人(前年同期比7・4%増)、卸売・小売業が千四百十九人(同6・1%増)、サービス業(同6・4%減)と続いた。
労働局は「道外企業の求人が大幅に増えた影響が大きいが、道内は依然厳しい状況にある」としている。
(北海道新聞より引用)
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