【苫小牧】苫小牧市は二十七日、牛ミンチ偽装事件で自己破産を申請した食肉加工製造卸の「ミートホープ」(苫小牧)と、経営不振で自己破産を申請した石油製品販売などの「苫石」(同)を解雇された従業員を雇用した企業に対し、一人当たり最大三十万円の雇用創出奨励金を独自に交付する方針を固めた。
ミート社は十七日、苫石は十一日に自己破産を申請し、それぞれ七十一人、四十人と大量の離職者が出たことから、同市は緊急に雇用対策を実施する必要性があると判断した。
条件は同市内の企業で、十八歳以上六十歳未満の同市在住者を三カ月以上雇用することなど。一人につき、月額基本給の二分の一以内(十万円限度)を三カ月分(三十万円限度)交付する。
九月の定例市議会に補正予算案を提案し、可決されれば正式な実施となる。それ以前に両社の離職者を雇用した企業に対しても、さかのぼって奨励金を交付する方針。
(北海道新聞 引用)
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