【洞爺湖】政府の観光立国推進戦略会議(座長・牛尾治朗ウシオ電機会長)が一日、来年の北海道洞爺湖サミットの会場となるザ・ウィンザーホテル洞爺(胆振管内洞爺湖町)で開かれ、サミットを契機とした北海道観光の国際化などについて議論した。
同会議が東京以外で開かれるのは初めて。牛尾座長や須田寛座長代理(JR東海相談役)、高橋はるみ知事、南山英雄道経連会長らが出席した。
会議では、高橋知事が観光振興に向けた三つの柱として、《1》自然や健康をテーマとした新しい観光の推進と東アジアを重視した情報発信強化《2》道内を花でいっぱいにする運動を中心とした「おもてなし」意識の向上《3》外国人が安心して旅行できる環境整備の取り組み-を説明した。委員側からは、北海道観光の核となる魅力やイメージ像を複数つくっていくことや、それらを明確に打ち出していく必要性などを指摘する声があった。
牛尾座長は「地元の積極的な姿勢を感じた。サミットを付加価値の高い北海道観光の創造につなげてほしい」と述べ、十一月に東京で開く同会議で緊急提言をまとめる方針を示した。
(北海道新聞 引用)
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