第十六回統一地方選後半戦の市町村長選と市町村議選は二十二日、投開票が行われる。道内は財政再建団体になった夕張や函館、小樽など二十四市町村長選と、百九市町村議選が即日開票され、三月二十二日の道知事選告示で始まった統一地方選が幕を閉じる。
投票は一部を除いて午前七時から午後八時まで行われ、開票作業は大半の市町村で午後九時前後から始まる。首長選は早いところで午後九時半ごろに当落が判明し、二十三日午前零時ごろまでに結果が出そろう見通し。市議選は二十三日午前二時半ごろ、町村議選は午前零時半ごろまでに議席が確定するとみられる。
市長選は六市で行われ、二十人が立候補している。夕張市長選は現職引退に伴い、道内外から新人七人が立候補し大激戦となっている。北海道新聞社が十五-十七日に夕張市内で行った世論調査では、夕張出身の前会社社長のほか、青森県の会社社長、前夕張市議、元千葉県野田市議らが激しく競い合っている。国の管理下で再出発する新市政のリーダーとして、誰が市民の信任を得るのか注目されている。
函館では、三選を目指す現職と、現市政を批判して市助役を辞職した新人が真っ向からぶつかり合っている。
町村長選は十八町村で行われ三十七人が出馬。根室管内別海町では現職引退にともなって四十年ぶりに選挙戦になった。
市議選は二十六市で計五百七十九議席に対して六百九十一人が立候補。町村議選は八十三町村の九百七十八議席を千百三十八人が争っている。
道内を除く全国では、伊藤一長市長が選挙期間中に殺害された長崎市など百四十九市町村長選と、東京の十三区長選が投票される。
参院福島、沖縄両選挙区の統一補選も行われる。
(北海道新聞引用)
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